
ワーキングホリデー中に資金調達、もしくは経験のために働く人も多いと思います。
いろいろな業種がありますがその中でも飲食店で働くのが比較的仕事を見つけやすく、一番人気です。
私自身もオーストラリア、ニュージーランド渡航中は合計4つの飲食店で働きました。
日本では学生時代に某ファストフード店でアルバイト経験があり、要領がわかっていたので特に飲食店で働くことに抵抗もありませんでしたが、今から述べる3つは日本の飲食店とは大きく違うと思ったことなので今回はこちらを紹介します。
これから飲食店で働く方、もう働いている方はぜひ参考にしてみてください。
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キッチンでは走ってはいけない
私が某ファストフード店で働いていた時のこと。ピーク時にキッチンがとても忙しい中で、マネージャーがあるスタッフに
「歩くな!走れ!」と叱っていました。
私はそのアルバイトが人生初のアルバイトだったので「忙しい時は歩いてはいけないんだ…」と思い、それ以降は忙しい時は小走りになるようになりました。
特にファストフード店はいつも忙しく、一分一秒でも早く商品を提供するということがモットーなので小走りするスタッフを見ることは珍しくありません。
そのような考えのままオーストラリアの飲食店でいつも通りキッチンを小走りしていたら、
「キッチンは走ってはいけないよ」と注意を受けました。
急いでいるのになんでだめなんだろう…歩いたら間に合わないよと思いましたが続けて、
「キッチンで走ると危ないよ」と言われました。
正直、目からうろこでした。日本では飲食店に限らず店員さんが小走りしている姿をよく見かけますし、混んでいるときに歩いているといそげ!と言われることもあります。
しかし安全面を考えればキッチンを走らないということは当たり前のことであるし、実際にキッチンには危険がたくさん潜んでいるので走ることで重大な事故につながることもあります。
さらには衛生面でも、キッチンを小走りするのはよくないですよね。
お客様を最優先することでこのような風潮になったとは思いますが、スタッフの安全があってこそ良いサービスの提供が成り立つのだと考えさせられました。
お客さんのむちゃぶりが多い
みなさんがレストランではメニューにある品をそのままメニューと同じまま注文しますよね?
例えば照り焼きチキン丼を頼むときはそのまま注文すると思います。
あったとしても、紅ショウガ・ねぎが嫌いだから抜いて欲しい、たれを少し多めにして欲しいの程度でメニューを変えると思います。
もちろんもともとメニューに追加料金が書いてあればメニューを変更できるということがわかりますが、何も書いていなかったら特に変更しない人は多いと思います。
しかし海外のお客さんはメニューをカスタマイズするのが大好き!
- 照り焼きチキン丼にブロッコリーを入れて!
- 照り焼きチキン丼のソースなしで!
- ご飯を玄米に変えてくれる?
- チキンを卵でとじてちょうだい!などなど…
かつ丼の衣なしを頼む強者も…もはやそれはかつ丼ではない…
お店側もできるだけお客さんの要望に応えてくれます。基本的にできないものはないのです(笑)
また海外にはアレルギーがある人やベジタリアン・ヴィーガンの人も多く、食べれる食材に限りがある人もいます。中に何が入っているかを聞いてくることが多いので慎重に対応することが必要です。
むちゃぶりの多いお客さんといえばジョンがその一人です(笑)
こちら、Big Breakfastというメニューでイギリスをはじめ、オーストラリア・ニュージーランド各国でよく見かけます。お店によってのっている食材は違います。
本来はここにマッシュルームがのっているのですが、ジョンも私もマッシュルームが大嫌い。しょうがないからマッシュルーム抜きにしてもらおうと思っていたらジョンが衝撃の一言。
「マッシュルームを抜いて、その代わりにソーセージ増やしてくれる?(料金はそのままで!)」
いや、無理だろ、図々しいなぁと思っていたら店員さん「いいよ」と快諾。
私もちゃっかりハッシュブラウンを増やしてもらいました(笑)
またある時はファストフード店でドリンクを注文するときに
ジョン「ラズベリーとコーラを半々で混ぜて」
とむちゃぶり。
店員さんに無理と断られ、他のファストフード店ではやってくれたのにとプンプンしていました。ちなみにケンタッキーでは半々に入れてくれたそうです(笑)
日本のファストフード店で働いてましたがドリンク混ぜて欲しいと言ってきたお客さんは見たことがないです…
基本的にはお客さんの要望にはフレキシブルに対応することができるので、働く時は「できません」とは言わずマネージャーに確認してみましょう。また自分がお客さんの立場の時は、できるかどうかとりあえず聞いてみましょう。
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お客さんも店員にあいさつ
日本だと特に飲食店ではお客さんが店員さんにあいさつをすることは少ないですが、海外ではお客さんも店員さんにあいさつをします。
英語でいらっしゃいませに当たる言葉は How are you?です。
“I’m good, thank you” “Not too bad” など、100%何かしら返答してくれます。
私から聞く前に店に入るなり向こうからHow are you?とあいさつしてくれるお客さんもいます。
日本語の「いらっしゃいませ」だと一方的なあいさつであるので返答するのは難しいし、必要ないと思っている人が多いと思います。
お客さんから店員さんにあいさつするのが良い、悪いということではなく、ただ単にあいさつをしてもらえると嬉しいし、あいさつをすると気持ちがいいので、私は日本でも店員さんに「こんにちは」と言っています。
まとめ
国や文化が変わるだけで大きく変わる、飲食店事情。
初めての海外で働く際に戸惑わないようにも、文化やマナーを知っておくといいでしょう。
私は海外で働くのがとても好きでしたし、自然と笑顔で働くことができました。
みなさんがぜひ心の底から楽しんで働けるのを願っています!
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