日本でも今後徐々に増えていくだろうと言われているラウンドアバウト。
私が初めてラウンドアバウトを走行したのはニュージーランドです。
初めて走行したときには「これどうやって行けばいいの~?!」とパニックになり、直進しなければいけないのにウインカーも出さずに左折してしまったという苦い思い出があります。
一歩間違えれば事故につながる行為であったし、運転前にラウンドアバウトのルールを確認しなかったことを反省しました。
ニュージーランド、オーストラリアでロードトリップしたい!でもラウンドアバウトがよくわからないから運転したくない…と思っている人も少なからずいるのでは?
それはとってももったいない!ラウンドアバウトの走行は基本さえつかめば全然問題ないのです。
私の大の苦手のラウンドアバウトの走行のルール、ウインカーを出すタイミングなどを、今回はみなさんに徹底的に教えていきたいと思います!
今回紹介していくルールは、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどの日本と同じ左側通行をする国をベースにしていきます。
これさえ読んでおけば私のようなミスも起こさないはず!(笑)
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ラウンドアバウトの基本
まず、ラウンドアバウトについて簡単に説明します。
ラウンドアバウトとは、日本語では”環状交差点”と言い、信号機のない交差点で車の渋滞を緩和・事故を減少させるとっても画期的なもの。
色々な形のものがありますが、まずは基本のきから始めていきましょう。
ラウンドアバウト走行のルール
- ラウンドアバウト内は時計回りの一方通行
- ラウンドアバウト内を走行する車が優先
- ラウンドアバウトにさしかかったら徐行する
ラウンドアバウト内を走行する車が優先でラウンドアバウト内は右回りの一方通行…ということはラウンドアバウト内に入るには右から来る車だけに注意しておけばいいということになります。
この場合は4方向に行くことが可能です。
①左折、②直進、③右折、④Uターン
ラウンドアバウトを走行するときのポイントは
- ラウンドアバウトに入るタイミング
- ウインカーを出すタイミング
①左折をする
ウインカーを左に出し、右から車が来ていないことを確認しラウンドアバウト内に入り、そのまま左折。
これは簡単ですね!
②直進する
直進の場合はラウンドアバウトへ入る前にウインカーを出す必要はありません。
右から車が来ていないことを確認しラウンドアバウト内に入り、ⓐを通過。
ⓑにさしかかる手前でウインカーを左に出し、そのままラウンドアバウトから出ていきます。
③右折する
右にウインカーを出し、右から車が来ていないことを確認しラウンドアバウト内に入り、ⓐⓑをぐるっと回る。
ⓒにさしかかる手前でウインカーを左に出して、そのままラウンドアバウトから出ていきます。
④Uターンする
右にウインカーを出し、右から車が来ていないことを確認しラウンドアバウト内に入り、ⓐⓑⓒをぐるっと回る。
ⓓにさしかかる手前でウインカーを左に出して、そのままラウンドアバウトから出ていきます。
難しそうに見えますが、頭の中で何度もシミュレーションすればラウンドアバウトの法則が頭に残りますよ♪
正しいタイミングでウインカーを出すことで、後続車や今からラウンドアバウト内に入ってくる車に自分の行先を示すことができます。
間違えると事故につながりかねないので気を付けましょう。
ここまでの簡単なまとめ
-
右から来る車が優先(常に右から来る車に気を付けておけばOK)
-
ウインカーを出すタイミングに注意
以上に気を付ければ問題なしです。
ここで終わりたいところなのですが、残念ながら世の中には2レーン、3レーン、4レーン…などなどのラウンドアバウトが存在します。
2レーンラウンドアバウトについてポイントを押さえておきましょう。
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2レーンラウンドアバウトの走行
先ほどの基本を理解していれば怖くはないです。
ラウンドアバウト内に一車線増えた!と考えましょう。
ここで押さえておきたいルールは、ラウンドアバウト内では車線変更禁止ということ。
つまりは、行きたい方向によってラウンドアバウト内に入る前にいるべき車線があるということです。
①左折する
左折する場合は初めから左のレーンに移っておきましょう。
基本と同じくウインカーを左に出して、右から来る車がいないことを確認してそのままラウンドアバウト内に入り、左折。
初めから左のレーンにいることを押さえておけば、簡単ですね!
②直進する
直進の場合は左・右どちらのレーンにいてもOKです。
基本のラウンドアバウトと同じ要領でウインカーを出してラウンドアバウトから出ていきます。
ここで気を付けることは、ラウンドアバウト内に車線が2つあるということ!
くれぐれも車線変更したり、ど真ん中を走ったりしないように。
③右折する
右折の場合は初めから右のレーンに移っておきましょう。
基本と同じく右へウインカーを出して、右から来る車がいないことを確認してラウンドアバウト内に入ります。
このとき、必ず内側のレーンを走ること!
先ほどと同じ要領でウインカーを出してラウンドアバウトから出ていきます。
(Uターンは割愛します。)
いかがですか?レーン数は増えても基本は同じです。
注意しておきたいことは
- 右折するか左折するかで最初にいるべきレーンが決まる
- 決まったレーンを走行する
- ラウンドアバウト内で車線変更をしない
以上を押さえておけば問題なし!
ここでちょっとした疑問が
なぜ、左のレーンから右折できないんだろう?ってちょっと不思議じゃないですか?
見た目的にはそのままぐるーっと回っていけば右折もできそうだけど…
しかし、右折するときは右のレーンにいなければいけないちゃんとした理由があるのです。
こちらをご覧ください。
ラウンドアバウトの入り口はひとつではありません。
例えばあなたが右折したいのに左のレーンを走行するとします。(本当はダメですよ!)
左の入り口からは直進したい車がいるとしたら、タイミング次第では出口のところでお互いにぶつかってしまう…ということがあり得ます。
そのようなことがあるので、
- 左折するときは左のレーン
- 右折するときは右のレーン
を走行しなければいけないのです。
みんながルールを守ってさえいればラウンドアバウト内では事故が起こることはありません♪
3レーンラウンドアバウトの走行
うわっ!さらに車線が増えた…難易度アップ!と思うかもしれませんが、3レーンラウンドアバウトでも基本ルールに沿って走行すればOK♪
ラウンドアバウトの入り口にはこのように矢印がかかれているので、自分の行きたい方向にあったレーンに移っておきましょう。
あとは、通常通りラウンドアバウトに入り、初めからいたレーンに沿って出口から出ればOKです。
ラウンドアバウト内では車線変更禁止というルールに則れば、簡単ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ラウンドアバウトも、基本ルールさえわかれば結構簡単そうじゃないですか?
もう一度まとめておくと
-
ラウンドアバウト内は時計回りの一方通行→つまり右から来る車だけに注意しておく
-
ラウンドアバウト内では車線変更禁止
-
2レーン以上のラウンドアバウトでは右折か左折によって最初にいるべきレーンが変わる
これでも不安だ…という方は、現地の交通ルールに詳しい人を隣に乗せて運転をするか、
→その前にこちらの記事もチェック!【過去記事】ニュージーランドで車を運転する前に知っておきたい英語【完全版】
交通量の少ないラウンドアバウトで練習を積み、自身をつけてから運転するのがいいかもしれませんね!
もしくはYouTubeなどの動画をみながらイメージをつかむのもいいでしょう。
ぜひ、安全運転で楽しいドライブをしてください♪
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