突然ですが、みなさんがワーホリに行く理由はなんでしょうか?
それぞれにいろいろな想いがあって渡航するのでしょうが、語学留学として行く人が多いのではないでしょうか?
私自身も渡航前は周りの人からなぜわざわざオーストラリアに行くの?と質問を受けましたし、その人たちは大抵私が英語力アップのために渡航するということを前提に質問をしてきました。
そして私はみんなの期待している答え通り、「語学習得のためにオーストラリアに行きます。」と答えていました。
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私は語学習得のためだけにワーホリで渡航するのか?
その質問に答えるたびにどこか胸の中で引っ掛かるものがありました。
もちろんワーホリで渡航する上で、英語を身につけたい!という思いはありましたが、本当は私はただ世界を知ってみたかったのです。
私は幼いころから海外のアニメ(カートゥーン)や映画、音楽が好きで、いつも海外に憧れがありました。どこがどう好きだとかは説明できないけれど、海外と日本の違いをテレビ画面を通して知ることで、いつか実際に海外に行って知ってみたい!いつしか海外に住んでみたいと思うようになりました。
そんな気持ちを抱いたまま大学へ入学、数回海外旅行には行きましたがどれも1週間程度の旅行で海外に住むという私の夢には程遠いものでした。
一度留学してみたいとも思いましたが留学には多額な費用もかかるし、そもそも語学を学ぶということが第一目的ではなかったので私には厳しいと思いました。
そんな中ワーキングホリデー制度というものを知ったのが大学3年生の頃です。
ワーキングホリデーとは、異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める制度です。
留学ほどの資金も必要なく、異なった文化を経験できる...まさに私にぴったりの制度!
すぐにワーホリについて詳しく調べ、渡航の準備を進めました。
しかし周りはみんな就職活動真っ最中で、大学卒業のころにはほとんどの人の就職先が決定していました。その中で「世界を知ってみたい、他の文化を知ってみたい」といった理由でワーホリに行く自分を後ろめたく感じていました。
語学留学と言うと、聞こえがいいだろうということで「なぜオーストラリアに行くの」という質問に対しては「語学習得のためにオーストラリアに行きます。」というように答えていました。
ワーホリに行ってみてわかった自分の本当の気持ち
実際にオーストラリアやニュージーランドに来てみると、私と同じようにワーホリ制度を利用して渡航している外国人も多いです。その中には日本人同様、英語力アップのために来ている人もいれば、出稼ぎのために来ている人もいます。
そして驚くのがイギリス人の数!オーストラリアのどこに行ってもイギリス人を見かけます。
しかし、イギリス人って英語が母国語ですよね...語学力留学でないのは明らかです。なぜわざわざオーストラリアに来るのでしょう?
オーストラリアはイギリスと文化はほとんど同じですが、イギリスにはない、オーストラリアの豊かな大自然を楽しむために来ている人が多いようです。
よく考えればジョンも日本にワーホリで渡航していました。しかし日本語力アップのために奮闘しているのを見たことがありません。
一度ジョンに、「僕は日本語を学ぶために日本に来たのではない。子供のころからアジアの文化に興味があって、ずっと行ってみたいと思っていた夢が叶った。」と言われたことがあります。
つまり私がオーストラリアに行ってみたいと思った理由と同じ。そう言われたときに、私もつまらない見栄を張らず、ただ胸を張って海外生活を楽しもうと思うようになりました。
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ワーホリの理由、世界を知ってみたかったでもいい!
どうしても日本の中には、みんなが頑張っている、苦しんでいるのだからあなたも同じようにしなければいけないといった風潮があります。
私ひとりだけ自分の夢を叶えるためにオーストラリアで楽しんではいけない、私も語学力アップのために奮闘しなければいけないといったような空気がありました。
しかし、まわりと同じようにしなければいけない理由もないし、実際に海外で暮らすことは楽ではありません。文化の壁や言葉の壁もありますし、現地で働いて暮らしていくといことは軽い気持ちではできないことです。
実際に海外で暮らしていく上で英語力アップはかかせませんが、違う国・文化で住んでみることで日本で暮らすだけではわからない、習得できないこともたくさんあります。
旅行で1~2週間行ったくらいではわからないこともたくさんあります。
日本はまだまだ閉鎖的な国です。
海外に出ることに対して良く思っていない人もいると思います。
帰国したらどうするの?仕事見つけるの大変なんじゃない?いろいろなネガティブな質問も受けると思いますが、大体その人たちは実際に行ったことのある人ではないですし、何も知らないことが多いです。
そんなコメントで渡航をやめようと思うくらいなのであればそもそも渡航したところで挫けてしまうでしょう。
ただなんとなく海外に住んでみたい!ちがう文化を体験してみたいんだという方に、ぜひ胸を張ってそう周囲の人に宣言して欲しいです!
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